糖尿病は初期段階では
自覚症状がありません
早めに受診し、重症化を防ぐ事が大切です


自覚症状がなくても早めの受診が大切

糖尿病の代表的な自覚症状としては「喉が非常に乾く」「尿が多い」「手足のしびれ」「だるい」などがあげられますが、これは、かなり血糖値が上昇してしまった時の症状です。
初期の段階では自覚症状がないため、気づかないまま過ごしている人も多いと考えられます。

当院に初めて来院される患者さまは「健康診断で血糖値やHbA1c(ヘモグロビンA1c)が基準値より高いと指摘された」という方が多いですが「高血糖を指摘されたが症状がないため放置しており、数年後、視力障害や足の痛みがあり病院を受診したところ糖尿病がかなり進行していた」という方もいらっしゃいます。

進行すると神経・腎臓・目の病気や重篤な病気につながる場合も

糖尿病は進行すると、全身の様々な部分に影響を及ぼします。やがて神経障害、網膜症、腎不全、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などの合併症を引き起こし、極めて深刻な事態に発展します。
早い段階から適切な治療を行えば、健康な人と変わらない毎日を送ることができますので、会社の健康診断などで指摘を受けたら早めに受診・治療し、重症化を防ぐ事が大切です。

【 糖尿病の進行と合併症 】

糖尿病の合併症と進行

糖尿病を治療しないままで進行すると、のちに動脈硬化をはじめ、足や目、腎臓などに様々な合併症が現れてきます。